●【PDF入手元】 新・同和と在日文献の旅(2)「右翼ダイヂェスト」 (2016年10月24日)宮部 龍彦
https://jigensha.info/2016/10/24/bunken-2/
●坪田義嗣という人物について
第76回国会 衆議院 内閣委員会 第11号 昭和50年12月18日
https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=107604889X01119751218
011 村岡二郎
○村岡政府委員 この本の発行名義は、先ほど申しましたように、企業防衛懇話会京極公大ということになっております。本名坪田でございますが、この人は、昨年ごろから出版業を営むようになりまして、そのころから企業防衛懇話会という名前を使うようになったようでございます。ただ、その懇話会と申しましても、もとより法人格のある団体ではございません。実態もいわば個人企業に等しいものでございまして、従業員も、ことしの秋ごろ何か軍隊時代の友人であると称する一人の男を使っていたようでございますけれども、坪田自身の言うところによりますと、実際は何もかも一人でやっている、個人企業の色彩が非常に強いもののようでございます。
ただ、この坪田という男は、先ほど申しました中央区の雨宮ビルというところを使っていたわけですが、ここには現在は看板も何もかけてございません。郵便受けに企業防衛懇話会という名前が載っていたようですが、最近はこれも取り外しているということのようです。
それから各別につきましては、企業防衛懇話会という名前のほかに、企業人材リサーチ協会楠征一という名前も使ったことがあるようでございまして、これまでに出した出版物といたしましては「特殊株主名鑑」あるいは「右翼ダイジェスト」こういう本も出版、販売したことがあるようでございます。
これらの本の内容を見ますと、どうも普通には手に入らないようなものを出版いたしまして利益を上げるということを考えているようでございまして、いわゆる会社関係のいろんな事情を調査したり、こういう本の出版をしたりということが彼の収入源のようでございまして、特に彼自身が総会屋であるということの正確な情報はまだ得ておりません。
012 木野晴夫
○木野委員 こういった違法なことをやっているのですから、私は、そういった際物を出してやっておるのだと思います。
それから、いまの企業防衛懇話会、これは企業防衛懇話会という会があって、そして会員が何名かおって、それが会費を出し合って、定期的にそういったその会の趣旨に適した本を出しておる、その会の業務をやっておる、こういったのじゃないのですか。
013 村岡二郎
○村岡政府委員 私どもも、企業防衛懇話会という名前からいたしまして、何か会員組織になっていて、会員から費用を徴収するということではないかと考えまして調査いたしたのでございます。現在までの調査段階では、そういう会員組織の実態というものはないようでございまして、全く坪田個人がこういう名称を使っているということのようでございます。
それからなお、前科の点でございますが、坪田には脅迫の前科があるようでございます。ただ、その内容につきましては、現在調査中でございます。
015 村岡二郎
○村岡政府委員 先ほども申しましたように、坪田は企業防衛懇話会という名称のほかに、企業人材リサーチ協会代表者楠征一という名称も使っておったようでございます。ただ、先ほど申しました特殊株主名鑑、右翼ダイジェストの出版名義がどうなっておりましたか、たしか京極公大という名前を使っておったように思いますが、ちょっとその現物をいま持ち合わせておりませんので、後刻調査の上、御通知いたしたいと思います。
016 木野晴夫
○木野委員 それから恐喝罪で前科があるという、これは有罪の判決を受けたのですか。
017 村岡二郎
○村岡政府委員 そのとおりのようでございますが、まだ判決そのものを入手しておりません。
020 木野晴夫
○木野委員 いまの話で、本人に、任意調査ですから、よっぽどしっかりと腹を決めて聞かないと言わないし、そしてまた、帳票を整えてあるからそれでいいのだと思っていてもいまの点がありますから、いまの率直な話を聞きまして、私はそれはそれでいい、ただしっかりと調査してもらわぬといかぬ、こう思うわけであります。たとえば四百部刷って、三百九十五と五冊ありました。ところが原本があるのですね。原本は押さえられましたですか。
021 村岡二郎
○村岡政府委員 原本は、坪田の供述するところによりますと、全部焼却、廃棄したということで、これは押さえることはできませんでした。
https://jigensha.info/2016/10/24/bunken-2/
●坪田義嗣という人物について
第76回国会 衆議院 内閣委員会 第11号 昭和50年12月18日
https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=107604889X01119751218
011 村岡二郎
○村岡政府委員 この本の発行名義は、先ほど申しましたように、企業防衛懇話会京極公大ということになっております。本名坪田でございますが、この人は、昨年ごろから出版業を営むようになりまして、そのころから企業防衛懇話会という名前を使うようになったようでございます。ただ、その懇話会と申しましても、もとより法人格のある団体ではございません。実態もいわば個人企業に等しいものでございまして、従業員も、ことしの秋ごろ何か軍隊時代の友人であると称する一人の男を使っていたようでございますけれども、坪田自身の言うところによりますと、実際は何もかも一人でやっている、個人企業の色彩が非常に強いもののようでございます。
ただ、この坪田という男は、先ほど申しました中央区の雨宮ビルというところを使っていたわけですが、ここには現在は看板も何もかけてございません。郵便受けに企業防衛懇話会という名前が載っていたようですが、最近はこれも取り外しているということのようです。
それから各別につきましては、企業防衛懇話会という名前のほかに、企業人材リサーチ協会楠征一という名前も使ったことがあるようでございまして、これまでに出した出版物といたしましては「特殊株主名鑑」あるいは「右翼ダイジェスト」こういう本も出版、販売したことがあるようでございます。
これらの本の内容を見ますと、どうも普通には手に入らないようなものを出版いたしまして利益を上げるということを考えているようでございまして、いわゆる会社関係のいろんな事情を調査したり、こういう本の出版をしたりということが彼の収入源のようでございまして、特に彼自身が総会屋であるということの正確な情報はまだ得ておりません。
012 木野晴夫
○木野委員 こういった違法なことをやっているのですから、私は、そういった際物を出してやっておるのだと思います。
それから、いまの企業防衛懇話会、これは企業防衛懇話会という会があって、そして会員が何名かおって、それが会費を出し合って、定期的にそういったその会の趣旨に適した本を出しておる、その会の業務をやっておる、こういったのじゃないのですか。
013 村岡二郎
○村岡政府委員 私どもも、企業防衛懇話会という名前からいたしまして、何か会員組織になっていて、会員から費用を徴収するということではないかと考えまして調査いたしたのでございます。現在までの調査段階では、そういう会員組織の実態というものはないようでございまして、全く坪田個人がこういう名称を使っているということのようでございます。
それからなお、前科の点でございますが、坪田には脅迫の前科があるようでございます。ただ、その内容につきましては、現在調査中でございます。
015 村岡二郎
○村岡政府委員 先ほども申しましたように、坪田は企業防衛懇話会という名称のほかに、企業人材リサーチ協会代表者楠征一という名称も使っておったようでございます。ただ、先ほど申しました特殊株主名鑑、右翼ダイジェストの出版名義がどうなっておりましたか、たしか京極公大という名前を使っておったように思いますが、ちょっとその現物をいま持ち合わせておりませんので、後刻調査の上、御通知いたしたいと思います。
016 木野晴夫
○木野委員 それから恐喝罪で前科があるという、これは有罪の判決を受けたのですか。
017 村岡二郎
○村岡政府委員 そのとおりのようでございますが、まだ判決そのものを入手しておりません。
020 木野晴夫
○木野委員 いまの話で、本人に、任意調査ですから、よっぽどしっかりと腹を決めて聞かないと言わないし、そしてまた、帳票を整えてあるからそれでいいのだと思っていてもいまの点がありますから、いまの率直な話を聞きまして、私はそれはそれでいい、ただしっかりと調査してもらわぬといかぬ、こう思うわけであります。たとえば四百部刷って、三百九十五と五冊ありました。ところが原本があるのですね。原本は押さえられましたですか。
021 村岡二郎
○村岡政府委員 原本は、坪田の供述するところによりますと、全部焼却、廃棄したということで、これは押さえることはできませんでした。
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