Ebook: 道宣伝の研究　A Study for The Life of Dau-Xuan

内容（「MARC」データベースより）
 唐代初期に活躍して南山律の開祖として名高い道宣は、また中国最大の仏教史家でもあった。しかし、伝わる事蹟には疑わしいものが多い。本書は、既存資料を徹底的に精査し、彼の波瀾に富んだ生涯と旺盛な著作活動の全容を初めて中国仏教史の中に位置づけた。京都で発見された著作『続高僧伝』中の玄奘伝の翻刻は特に資料性が高い。本書は、既存資料を徹底的に比較精査し、初めてこの偉大な歴史家の生涯を描ききる。
著者略歴(「BOOK著者紹介情報」より)
 藤善/真澄
 関西大学文学部教授。1934年鹿児島市生まれ。1964年京都大学大学院博士課程単位取得退学。1968年神戸女子大学助教授。1971年関西大学助教授。1975年より現職。専攻は東洋史。
主な著書
『諸蕃志』（関西大学出版部、1990年）
『アジアの歴史と文化（２）』（編者、同朋舎出版、1994年）
『安禄山』（中公文庫、2000年）ほか。