Online Library TheLib.net » 言語学大辞典 第5巻 言語名索引
 言語学は日々進歩し、新成果によって内容が刷新されていきます。言語学大辞典に書かれた内容でも、もう刷新されなければならない箇所は、既に多々あろうかと存じます。3巻 p.1004 "北東カフカース諸語"の最後に「…しかし,今日の変化の激しい時代に入り,話し手たちの生活が変わっていくにつれ,言語変化のテンポも非常に激しくなっているので,北東カフカース諸語研究は急務となっている.」と書いてあるように。

 現在、WEB上には言語学のナレッジベースが複数出ています。
 研究の利便性でいうと、情報のアップデートや検索という点で、WEBの方が有利であることは言を俟ちません。
 今後言語学を研究するなら、WEB上にある Ethnologue https://www.ethnologue.com/language/ahp などの月額サービスに課金して行うのが必須、という時代が来ると思われます。

 もし将来、三省堂さんもWEBナレッジベースで『新・言語学大辞典』(仮称)を出されたとしたら―――

 従来の内容に加えて、加筆・訂正・アップデートも容易に行え、常に最新の内容をキープできる。
 紙も使わないから原価も安くでき、スマホから簡単にアクセスできるから、利用者数も書籍時より上回る、であろう。
 月額のサブスク料金が定期的に入ってくるから、一人当たり単価は、書籍のときよりも上がる、であろう(外大と組んで、定期的なアップデートをし続けたら簡単にやめられない)。

 その時こそ、ついに『言語学大辞典』が研究資材として死ぬ日、となるのかもしれません。

 しかし、最先端の研究に触れる必要のない一般人にとって、『言語学大辞典』が、必要十分を遥かに超えた金字塔であることに変わりはなく、大いなる基礎を提供してくれます。
 ただ、実物は大きすぎて日常生活で気軽に活用する、ということはほぼ不可能です。PCやタブレットに入れて気軽にパラパラめくるだけで、人生がより充実し、楽しめることは間違いありません。その実現のため、相当頑張りました。
 なお、Library Genesisには、各言語の末尾にあげられた参考文献が結構アップロードされており、DLできます。大学でも大きい大学や、外大にしかない図書に簡単にアクセスできるのは本当にありがたいことです。アップロードして下さった世界の有志の熱い思いを感じ、感激に涙する毎日です。

 そこで、Library Genesisから受けた学恩に報いるべく、我が身を擲ち全力で作ったこの海賊電子版を、すべての読書子に捧げます。
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