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Ebook: 秘教講義1~4[GA 270-1,2; 270-3; 266a,267; 16,145,17,234]

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15.02.2024
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長らく非公開の人智学の奥義書がここに! シュタイナー最晩年、霊性体験の究極の営み。

Vol.1
人間存在のなかの精神的なものを宇宙のなかの霊的なものに導こうとするシュタイナー人智学の究極のテキストを前に、何を読み解くべきか。現代人の霊性探究、内面への旅を鼓舞して止まない希有の書。各講義に呈されるマントラ瞑想を通して、個の存在は宇宙的な存在であることを徹底的に実感せしむる、大いなる霊界からの呼び声――「おお、人間よ、汝自身を知れ」。こうして、宇宙からの委託に応える道を一人一人が模索し、二十一世紀の社会的共同体形成の根底を為すことになる。
「霊学自由大学第一学級のための秘教講義」全19講を収録。〔口絵20〕

Vol.2
「霊学自由大学第一学級のための秘教再講義」全7講、「秘教講義」プラハ・ベルン・ロンドン、「クリスマス会議」より三つの講演(1)冒頭の講演、(2)一般人智学協会定礎式のための「愛の礎石」、(3)正しい霊界参入、私たちに課せられている責任、訳者による「シュタイナー秘教講義」読み方(第1講を例に)を収録。解説・飯塚立人。〔口絵10〕

■『秘教講義3&4』の意義
 既刊の『秘教講義1&2』に3と4が加わることにより、「シュタイナー人智学」は「神智学」時代の初期から一貫して、なによりも「存在=実践の学」であり、その実践とは秘教(瞑想修行)であることが明確に示される。
『秘教講義1&2』が、ひたすらマントラを提示して「状況瞑想」の旅を続けるものであったのに対し、個人のための実践的な『秘教講義3』は、時代の閉塞的な生活状況の下での、日常的な瞑想修行への示唆が多く含まれている。

Vol.3
 いわゆる「初期秘教講義」(1903~1909年)からの、瞠目すべき珠玉の瞑想法が語られる。そこでは特定の個人に向けたマントラ指導が中心になっている。
 そもそも膨大な数にのぼるシュタイナー講義は、いずれの講義においても「秘教」のメッセージが込められている。そうした意味で、本書は、読者が日常的な秘教(霊的直観)を受けとることができる読み方を学んでいくための最上のテキストにほかならない。
シュタイナーは自身の霊的探求の成果である秘教を公開するにあたり、まずごく身近な少数の人たちに伝えて反応をみたうえで、秘教学級で限られた参加者へ秘教の授業を行った。その後、協会員のための講演でも語られ、徐々に一般向けの講演でもその内容が盛られ、公開されていった…。
 本書には、「秘教の授業(初期秘教講義)」として、個人に与えられた具体的なレッスンのありようと、その秘教公開のプロセスが収録されている。そこでは秘教(霊的な直観)を受けとるための基本的な魂の訓練法、瞑想法が眼目となっているが、シュタイナーは霊的探求の成果を公開していくにあたり、まずその受け手を育てようとしたことがわかる。それは別の言い方をすると、魂を鍛えることにほかならない。なぜなら、それは魂を知解する受動的な在り方から、直観を受けとる能動的な在り方へ変えることだからである。そのポジティブな在り方へと魂を変容しようとする練習は、日常生活によい影響を与える。それゆえこの授業の内容は、「魂の衛生学」と呼ばれることもある。現代生活で弱められた魂にとって、いかに自らを能動的にするか、という点で大きな助けとなる内容である。

Vol.4
■『秘教講義』4の意義
 既刊の『秘教講義』に4が加わることにより、「シュタイナー人智学」は「神智学」時代の初期から一貫して、なによりも「存在=実践の学」であり、その実践とは秘教(瞑想修行)であることが明確に示される。
『秘教講義』1&2がシュタイナー瞑想論の頂点におかれるとすれば、3&4は、そのすそ野から登っていく道を示してくれる。つまり、『秘教講義』が霊界から人類としての一人ひとりに与えられた瞑想であるとすると、現代社会を生きるそれぞれの個人の魂のために与えられた瞑想を通して、個人が人類の進化に参加していくプロセスを辿れるような形をとっている。
■シュタイナーの瞑想・修行法 秘教講義4
 本書は、瞑想法および修行法に関する重要な二つの講義と二つの著作から成る。
 「オカルト上の進歩の意味」(講義)は、1913年にシュタイナーが神智学協会から独立し、人智学協会をはじめた後の最初の連続講義で、いわば、人智学の本質論(修行論)を総括的に論じたものである。人智学がなにより「変容のための教義」であることが示される。魂の中に受けとめて生きるとは、霊的修行により、肉体、エーテル体、アストラル体、自我が分節化し組織化し変容することを通し、意識しつつ宇宙のプロセスに参加することにほかならない。この地上を生きる人間の存在の器(うつわ)そのものが、受動的な在り方から能動的な在り方へと変容するのである。
 この講義は、「変容」という観点から存在の意味が実感できるようにしてくれる。昨今のマインドフルネスに到るまで、20~21世紀のあらゆる修行法に通底するような、現代における霊的修行の具体的な効果と、その目的(意味)が語られる。
 『人間の自己認識へのひとつの道』と『霊界の境域』の二つの著作も、肉体、エーテル体、アストラル体、自我の変容に言及するが、きわめて濃縮された文体で書かれており、それ自体が瞑想の対象となる稀有なテキストになっている。
 『人智学―21年後の総括』(講義)は、いわば人智学の世界観の総括という性格を担っており、かつシュタイナー自身による「秘教講義」解読の手引きとなるとともに、「秘教講義」公開の意図を示すものとなっている。瞑想・修行について詳細に論じられており、マントラにも出てくる地水火風と肉体、エーテル体、アストラル体、自我、過去と現在と未来等についての複合的なイメージを喚起せしめる。
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